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2/22~25山陽オートミッドナイト展望
山陽オートのミッドナイト(MN)オートレース2節目が、7車立て7レース制で22~25日まで開催される。出場選手は1節目と同じで、初日(全レース一般戦)は1節目最終日と同一番組のリベンジ戦を実施する。2日目は予選を行い、3日目は準決勝、4日目は優勝戦を行う。
MN初開催の優勝戦(10メートル・オープン)は湿走路で行われ、地元のエース・丹村飛竜が鮮やかな速攻を決めて制した。S4番手からの攻めは速く、1周2角で2番手に上がると、2周3角でトップSを決めて先行する藤岡一樹を抜いて快勝。MNではヘッドを換えて「跳ねないので乗りやすい」と足周りの不安がなくなったのが大きい。2節前の地元一般(昼間開催)も、最後方からさばき切って優勝しており、3連続優勝が注目されるところだ。
今節も丹村をはじめ、優出組がV戦線を引っ張る。同2着の藤岡は2日目からSが回復したのがプラス材料だ。機力も戦えるレベルにある。初日と2日目の良走路で抜群のSの切れを見せたのが滝下隼平(優勝戦5着)と吉原恭佑(同7着)の2人だ。特に滝下は機力もトップ級の評価。初日は丹村が1番時計3秒346を計時。2日目(7Rはぶち走路)は滝下が同3秒345をマークした。吉原は2度のヘッド交換を行っている。
消音マフラーはこれまで良くなかった中村友和(同4着)が、結果を出した。MNでは「G1が続くこともあり、シリンダー、ピストン、リングを交換」とパーツ交換を行った。
西村龍太郎(同3着)と穴見和正(同6着)の2日目までの良走路では、Sで後手に回ったが、そこからの追い込みはすごかった。Sが修正できれば、さらに怖い男に変わるのは必至だ。
優出組以外では2節前に新車に乗り替えた長田恭徳の動きが際立った。初日フライングを切り失権したが、最後方から追って2着。2日目も最後方からまくり攻勢で1着。最終日(湿走路)はゴール直前で田方秀和を差して1着だ。
紅一点の岡谷美由紀も好走した。連日人気を集めて、最終日(湿走路)はゴール直前で石橋大をかわして初勝利を飾った。吉松憲治の機力も力強く侮れない。
機変わり身が注目される選手は多い。MN初日に向けて、岩田裕臣はシリンダー、ピストン、ヘッドを換えた。久門徹は下周りの整備をやってメタルを交換。緒方浩一はピストンとリング。小林瑞季はロッドとメタルを交換。パーツがなじめば機良化の可能性がある。2日目落車した五所淳はフレーム、フォーク、メタルを交換している。
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