チャリロト杯 GI 開設62周年記念レース 展望

飯塚

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飯塚オートのチャリロト杯「G1開設62周年記念レース」(優勝賞金300万円)は22日から26日まで開催する。大会連覇を狙う鈴木圭一郎をはじめ、年末のSG第33回スーパースター(SS)王座決定戦トライアル(TR)戦出場組が9人参戦する。迎え撃つ地元勢は4大会ぶりのV奪還を目指す。V争いは激しい火花を散らすのは必至だ。

立て直す王者
今年のSG覇者、鈴木圭一郎と佐藤貴也の浜松勢がV戦線をリードする。4期連続でS級1位キープの鈴木圭は前大会(第61回)は鮮やかな速攻を決めて飯塚G1初制覇&全場G1制覇を完全優勝で達成した。SGの活躍も素晴らしく、1月SG全日本選抜(飯塚)を連覇、10月同大会3連覇(浜松)の偉業を果たした。ただ、今月の日本選手権(川口)も同大会3連覇がかかったが、優出を外し、最終日11Rは落車(落妨)してしまった。だが、最強レーサーの評価に変わることはない。車を立て直し、大会連覇へどんなドラマを見せてくれるだろうか。

SG優出勢力の勢い
全国ランク2位に躍進した佐藤貴が破竹の勢いだ。4月オールスター(飯塚)でSG初制覇を飾ると、8月オートレースGP(伊勢崎・優勝戦4着)、10月全日本選抜(浜松・同2着)、今月の日本選手権(川口・同4着)と、SG4連続優出を決めた。ここ一番での抜群なスタート力と勝負強さが最大の武器だ。今大会も「ベット・オン・ミー」(ボクから買って)。 10月全日本選抜(浜松・同3着)を連続優出した金子大輔も台頭十分。近況の調子は右肩上がりだ。 高橋貢も黙ってはいない。9月通算優勝200回の金字塔を樹立。SG最多21回V、G1は現役最多の27回Vのキャリアを誇る持ち主だ。今年はSG3大会で優出を果たし、絶対王者の底力は計り知れない。 地元伊勢崎G1を4連続優勝中の早川清太郎も、もちろん優勝候補。SGではオートレースGP同様に、日本選手権でも惜しくも優勝戦2着と涙をのんだ。オート界屈指のさばきと追いの巧さは今大会も脅威となろう。

SG勝負強さの川口勢
川口勢では若井友和と池田政和が、SG日本選手権で勝負強さを見せた。ともに優出を果たし若井3着(TR出場得点10点)、池田6着(同3点)で、年末のSS王座決定戦TR戦へ滑り込んだ。その勢いで今大会はひと暴れする。若井と同期(25期)の森且行も燃えている。飯塚のG1優出は何度もある。上昇のきっかけをつかみ、2017年大みそかのG2格SSシリーズ以来の優勝を狙う。 さばき巧者の松尾啓史は2月に浜松G1スピード王と伊勢崎G2レジェンドCで今年2回V。近況の気配は上向いている。

迎え撃つ地元3本柱
地元勢は2015年(第58回)の浦田信輔以来、4年ぶりのV奪還を目指す。荒尾聡、浦田、篠原睦が地元3本柱を形成して奮起する。中でも篠原は日本選手権で今年3度目のSG優出(7着)をするなど人車とも好調だ。G1初制覇が期待される。8月ダイヤモンドレースで優勝した重富大輔は地元G1連続優勝に挑む。

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