SGスーパースター王座決定戦 展望

大みそか決戦を制するのはだれか。27日から川口で開催されるSG第32回スーパースター王座決定戦・トライアル戦に出場する16選手を紹介する。優勝の最短距離にいるのは、連覇を狙う鈴木圭一郎だ。今年はすでにSGを2回優勝しており、ランク1位の実力で最高峰レースをもぎ取る。

鈴木圭一郎が今年も力の違いを見せている。オールスターで4大会連続SG優勝の快挙を達成。オートレースGPでは優勝戦2着に敗れたものの、日本選手権では連覇を達成した。7歳から乗り始めた「バイクの申し子」。レースぶりはもちろん、調整力は郡を抜いている。周回が多くなるほど威力を増すエンジンに仕上げる。8周回、10周回は歓迎材料だ。
永井大介が待ったをかける。苦しんだ昨年とは対照的に今年は優勝ラッシュ。11月終了時点で優勝は10回を数え、鈴木圭の7回上回る。G1も日刊スポーツキューポラ杯など優勝3回。得意のカマシがさく裂すれば、逆転も十分だ。
絶対王者・高橋貢は、今年のオートレースGPで4年8カ月ぶりにSGを優勝。ダブルグランドスラムを達成した。鈴木圭を破ってのＶは価値がある。青山周平、佐藤貴也、木村武之らも、虎視眈々と優勝を狙っている。