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オートレースグランプリ注目選手

高橋貢(伊勢崎)

SG20冠、通算優勝190回。
オート界に君臨してきた絶対王者は、年齢の衰えを感じさせない活躍を続けている。大レースで巧技の神髄を披露してきたが、SG制覇は12年のSS王座決定戦が最後。地元で開催されるオートレースGPで完全復活を目指す。

鈴木圭一郎(浜松)

13、14年と連続で最優秀新人賞を受賞。
3月川口の開設記念GPレースで最年少G1優勝を飾った。5月浜松のゴールデンレースで2回目のG1優勝と成長著しい。スタートは良く、独走力がある。SG優出2回。次の目標はデビュー最短&最年少SG優勝だ。

永井大介(川口)

新王者は14年に史上2人目のダブルグランドスラムを達成した。
現在、8年連続SG優勝中で、16期連続S級5位以内と安定感が際立っている。「心技体」ともに充実著しく、オートレーサーとして円熟期を迎えた。大きなコースを使うスピード走法が持ち味。

中村雅人(川口)

14年後期から4期連続でS級2位以内につけてトップレーサーに上り詰めた。
15年は史上初の15連勝を達成し、年間最多勝記録を更新してMVPに輝いた。勝負強さは折り紙付きで、冷静な展開の読みと鋭いさばきが持ち味。中村時代の到来を印象づけている。

金子大輔(浜松)

12年後期と15年後期の2回、S1に輝いた。
11年のオートレースGPで29期SGウイナー一番乗りを果たした。SG優勝2回。機力を前面に押し出し、鋭いさばきで抜け出すのが勝ちパターンだ。湿走路は歓迎材料だが、良走路でSGを勝つのを目標にしている。

早川清太郎(伊勢崎)

12年伊勢崎のムーンライトCCでG1初優勝。
SG優出は4回。鋭いさばきに定評がある半面、スタートに課題を残す。序盤で展開をつくれるようになれば、SGに手が届いて不思議ではない。今年はG2稲妻賞争奪戦を含む優勝2回と流れがいい。

浜野淳(山陽)

15年伊勢崎のオートレースGPで12年ぶり4回目のSG優勝を決めて、完全復活した。
G1を3連覇した相性のいい当地で大会連覇に挑む。操縦テクニックは抜群で、以前は「怪物くん」の愛称で旋風を巻き起こした。再度大ブレークする爆発力を秘めている。

佐藤摩弥(川口)

女子レーサーのパイオニアで、5月のG2川口記念で女子初のグレード戦優勝を飾った。
モトクロスで培った巧みなクラッチ操作で10前の選手を食うほどのスタート力が武器。トークショーなどのイベントに積極的に参加し、オートレースの普及に貢献している。

森且行(川口)

グレード戦優勝はG1が2回、G2が3回、G3が1回。SGは3回優出。
好成績は接地感が増す冬場に集中していて、走路温度が高くなって滑る夏場は苦手としている。得意の雨走路になれば優勝戦線のダークホースに浮上する。最高ランクは09年前期のS級5位。

佐々木啓(山陽)

G1は7回優勝している実力者だ。
SGは優出13回で優勝はない。スタート、湿走路、さばきと何でもそつなくこなすオールラウンドプレーヤー。安定感があり、常に見せ場をつくってくる。熱走路で追う形にならない限り、好勝負する。悲願達成なるか。

益春菜(川口)

モトクロスの絶対女王が1級車に乗り替わり、一気に素質を開花させた。
オート界屈指のスタート力は魅力。女子初のS級入りを決めて、15年川口のG2格SSシリーズ優勝で一線級の仲間入りを果たした。ポジティブ思考で向上心があるのは勝負の世界向きだ。

荒尾聡(飯塚)

07年川口のオールスターでSG初優勝。
スタート巧者で雨走路を得意にしており、ここ一番の勝負強さは抜群だ。SG優出は37回を数えてSG優勝戦の常連といえる。エンジン状態が下降気味になっても、整備力を駆使して動きを一変させることが多い。

青山周平(伊勢崎)

オート界屈指のスピードレーサーで華々しいデビューを飾った。
デビュー12連勝、史上初の無敗で初優勝、SG最短優出、史上最速G1制覇など次々と記録を塗り替えた。15年SS王座決定戦でSG初優勝。自信を取り戻した大器が再び頂点に挑む。

篠原睦(飯塚)

グレードレースは13年ダブルチャンピオンシップなど、G2で3回優勝している。
堅実なレースぶりで知られ、最近では7月3日にG2稲妻賞争奪戦(伊勢崎オート場)で優出し3着と善戦した。エンジンはいい状態を保っている。ただ湿走路は割り引き。

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