初日は大ベテランの穴見と手に汗握る競り合いの末に2着惜敗だった重富。同じ濡れ走路で迎えた2日目2Rは、オート界屈指の雨実績を誇る同支部先輩の竹谷が立ちはだかった。「流れ込みは自分の方が良かったけど、立ち上がりで竹谷さんに離された」と懸命の追走も、一歩及ばず2着に甘んじて悔しそうな表情。それでも「初日よりは乗りやすくなっていた」とエンジンの手応えは上々だ。3日目以降は乾いた走路での戦いが見込まれるが「(良走路の)前検日の練習で滑っていたし、地元の晴れが久しぶりなので不安はある」と控えめだった。
4日目の準決勝戦へは大敗さえ避ければ進める立場だが、せっかく積み上げたポイントを生かさない手はない。「結果に関係なく、ロッカーでは手を動かす」のが重富の信条。今度こそ先頭でゴールを果たして弾みをつける。