【日刊提供】15年目・鐘ヶ江、冷静にGI初制覇/浜松

浜松
鐘ヶ江将平(中央)がGI初制覇。同期の31期が祝福の笑顔
鐘ヶ江将平が浜松オート9代目レースヴィーナスHONOKA(右)と記念撮影
GI初優勝の鐘ヶ江将平が表彰式でシャンパンファイト
GI初優勝の鐘ヶ江将平が賞金ボードを両手で掲げる

鐘ヶ江将平(37=飯塚)が8周回1コーナーで先頭に立って押し切り優勝。通算12度目のVは、うれしいGI初制覇となった。2着は斎藤正悟、3着には西翔子が入った。

2011年のデビューから今年で選手生活15年経った鐘ヶ江将平が、落ち着いたレース運びでGI初制覇のチャンスを見事につかんだ。

なにより、冷静な判断が功を奏した。レースは西翔子、斎藤正悟の地元0ハン両者の引っ張りで始まった。鐘ヶ江将平は5番手発進。2周3コーナーで3番手にいた浅田真吾が落車し、その直後にいた岩見貴史が落車を避ける形で大きく後退。鐘ヶ江は3番手へと浮上した。

「中盤までの感じでは(前を)抜けないと思った。ただ、自分は序盤から(ペース的に)オーバースピードだと思っていたから、ペースも上げずに自分のペースで走った。後半は前のペースが落ちた?そうですね。西翔子さんとかは序盤から100%で走るタイプだと思うので、後半ペースが落ちる予測はしてました」。

展開をしっかり先読みできていたことがVの大きな要因だ。

7周回3コーナー。先頭を守る西が競走車を大きく滑らせた。直後の斎藤が内をすくって一瞬、先頭に立つが、その後ろにいた鐘ヶ江が、斎藤のさらに内へと落ち着いて競走車を向けると8周1コーナーで先頭に立ってそのまま押し切った。

「なんでこんなに冷静なんだって。珍しく。あれって。だいたい、いつもは自分の方が無理してミスする方なのに。西(翔子)さんが滑らせて斎藤(正悟)さんが入っていったシーンは自分も構えて態勢を取れていたから良かった。8周回、(自分の)タイヤは大丈夫でした。エンジンの出来が良くてタイヤの裏付けがあるのが大きいですね。試走は準決勝戦よりエンジンは重たい感じがあった。ちょっと怪しいかとも思ったがレースでは大丈夫でした」

冷静な判断力でGI初優勝をまさにもぎ取った。

GIウイナーになった今、来年の抱負を聞かれると「来年の抱負ですか?もっと仕事します。鐘ヶ江スタイルです。いつもの自分通りに」。

15年以上もオートレーサーとして培った技術をさらに進化させるべく、鐘ヶ江は2026年にさらなる高みを目指す。

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