【オートレースモバイル提供】SG日本選手権5日目『今日のピックアップ選手』

飯塚

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準決勝戦10R。トップスタートを決めた栗原佳祐選手をすぐさまとらえた青山周平選手が抜け出し、焦点は2着争い。しぶとく粘る栗原佳選手を丹村飛竜選手が追走し7周回でとらえると、続いて浮上した佐藤貴也選手を振り切り2着で優勝戦へ。

「うれしい!今回はポイントもしっかり取って勝ち上がれたのも、自分としては良かった。エンジンは良い人と比べると全然だめだけど、4日目からはバネ調整をして練習が良かったのでそれを信じて行きました。もう少し先がグッと行ってくれればいいので、リング交換を考える」

決して悪い状態ではないものの、さらに良い状態の人がいるだけにもうひと調整となりそうです。

スタートに関しては「クラッチを扱って自分なりには良く切れたけど、3番(栗原佳祐選手)・4番(青山周平選手)は異次元だった」と、ややお手上げ状態。
もちろんそれでもあきらめることはなく、「クラッチを点検しあとは練習する」と少しでも良くできるよう準備を進めました。

今年は2月に行われた全日本選抜、4月のオールスターで初日から1着・1着・1着・2着と好成績で勝ち上がるも、準決勝戦はともに4着に敗れSG優出を逃してきました。
オートレースグランプリは身体不調のため5日目以降は参加解除。
そして迎えたSG日本選手権で2022年のオールスター以来、約3年ぶりのSG優出を決めました!

「せっかく優勝戦も乗れたし、スーパースターにも行きたいのでポイントを取れるよう頑張りたい」とコメント。
山陽勢は現在、各場成績上位の松尾啓史選手が唯一のSSトライアル出場となっており、丹村飛選手もSSトライアルへの切符を手にしたいところ。

前回優出した2022年のSGオールスターでは準優勝の活躍も見せており、決して軽視はできない存在です。

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準決勝戦11R。トップスタートは2枠の佐藤摩弥選手を押さえて出た吉林直都選手。これにはロッカーも場内もどよめきと歓声が上がりました。
そのまま先頭を守り切り、SG日本選手権初出場で見事優勝戦へ。

「スタートは(佐藤)摩弥さんに行かれたと思ったけど、1コーナーで余裕があったので、摩弥さんを見ながら冷静に回れました。4日目と同じ1枠からトップスタートを切っていたので、その経験ができたのも良かった」
そう話すように、4日目は鈴木宏和選手、青山周平選手を押さえてトップスタート。
今日は佐藤摩弥選手を押さえてトップスタートと、オート界のスタート巧者からトップスタートを奪う活躍を見せました。

さらには「今日のスタートの出来としては90点なので、もっと行けます!いえ、行きます!」とのコメントも。


またエンジンに関しても「4日目終わりに下回りを扱って、朝練習からうまく走れるようになりました。全体的にすごく乗りやすいけど、中間からのパンチがもう少し欲しいので、調整は悩みますね。最後滑りがあったのでタイヤは替えます」と、概ね満足の状態にはあるようですが、もう少し求めたい部分もありそこをどう整備していくか少し悩んでいる様子。ここからもうひと仕上げとなれば、優勝戦もダークホースの存在に。

今節は驚かされる場面がいくつもあった吉林選手ですが、枠番選択でも選択順4番で8枠を選び周りを驚かせました。
「今節は8枠・8枠・4枠・1枠・1枠からスタートしていて、4枠はいいイメージが無かったので1枠か8枠がいいかなと思っていました。1枠は取れなかったので8枠にしました」

SG日本選手権の出場が決まってからの1か月。体重を3キロ落としたり、スタートもクラッチ周りや切り方などを換えながら模索し、エンジンも徐々に仕上げ予想以上に全てがこの大会に標準が合い、いよいよSGの優勝戦に挑みます。

整備においてもレースにおいても、デビューして3年弱とは思えない冷静さがある吉林選手。
明日はどんなレースを見せてくれるのでしょうか。

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