【オートレースモバイル提供】SG日本選手権３日目『今日のピックアップ選手』

本日3Rにて、1枠からトップスタートを決めて勝利した金子大輔選手。

「2日目からはフレームとシリンダーを交換した。扱ったキャブのセットもいい方向にいっているね。ただ、試走は良かったけど、レースは立ち上がりがかからなくて滑る。川口からそういう症状はあったんですが解消されていない。ヘッド周りが合っていない感じなので、調整して練習乗ってみる」と、機力は上向き、気になっていた跳ねもだいぶ軽減した様子。

スタートに関しては「2日目の6着が自分の中で響いていて、今日は何とか1着をとりたいと思っていた。それに雨だし売れているだろうしね。でも、気合が入りすぎました。タイミング早くて、あっ！と思って浮かせてしまい、少し慌ててしまいました。明日は落ち着いていきたいです」と、少し気合が空回りしてしまったようです。
それでも、枠を生かしてしっかりトップスタートで出て行き、最後は後続を突き放すレースを見せました。

今日はレース時間が早かった分、整備や体づくりの運動も12Rの時間帯には終了しており、あとは明日に備えてゆっくり休むだけといった様子。

うまく時間も使って明日の準備もできているだけに、この流れに乗って晴れでの勝利にも期待したいですね。

続く4Rでは、6枠6番手から自在にさばいて浮上した高橋貢選手が勝利。
この不安定な走路を見事にさばきあげた高橋選手のもとには、多くの選手が"すごい！"と声を上げ祝福に訪れていました。

「朝練習の感じが良かったのでそのまま行ったけど、レースは少し重くて粗い感じがした。晴れはもう少し行き足が欲しいのでセッティングの範囲で調整する」と、勝利を喜びつつもまだ納得いく状態にはない様子。

とはいえ、明日以降の活躍を期待しているファンも多いはず！
「そうですね、こういうレースができるときもあれば、できないときもあるからね。今日はうまくいって良かった。最近は若手がすごく速いけど、おじさんも頑張らないとね（笑）。
今日は雨で結果を出せたけど、晴れでも良い結果が出したいね。また明日も頑張ります」と、明日に向けての意気込みも。

エンジン的には悪くはないものの、良いといえる状態にはないようでもうひと調整。
明日以降も王者の鋭いさばきに注目です。

8Rにて、湿走路では約1か月ぶりの勝利となった永井大介選手。

「本当にうれしい！今日は雨を走れる人も多かったし厳しいと思っていたからビックリ。4Rの練習に行ったときも外が利いていたので、外を回れるようににキャブだけ調整していった。勝ち上がりのポイントも少し余裕もできたしよかった。欲をかいて上積み狙って新品ピストンに換えてまた頑張ります！」と笑顔があふれていました。

近況、地元の湿走路は外が利かなくなり連対率も下がっていましたが、今日はこの時間帯外が利いており結果につながった様子。

過去にはSGダブルグランドスラムを達成するなど優出常連選手でしたが、意外にも直近でのSG優出は2年前の日本選手権でした。
地元川口で開催された前回大会も予選道中は2着・1着・ 1着・ 2着の好成績で通過も準決勝戦で敗退。

今節は近況やや分が悪かった雨で1着取りとなっており、ここからさらにリズムにのって2年ぶりの優出を決めていただきましょう！

2R（不成立）にて落車となった佐藤摩弥選手。
大きなけがはなかった様子で、すぐにロッカーに戻り車の立て直し作業に取り掛かりました。
「体は大丈夫です！落車後はフレーム交換とエンジンも下回りを点検し、ロッドを交換しました。夕方練習乗った感じは、腰周りが合っていなくてしっくり来ていないので、まずは腰周りから合わせてエンジンはそれからですね。」とコメント。

初日に勝利するも気になる症状が解消されず、レース後にクランクケースを交換。
まだセットは合っていないものの良い方向にいっているとのことでしたが、2日目も勝利し連勝を決めていました。
今日の落車の影響がどこまであるのか未知数ですが、勝負強い佐藤選手なだけに明日はみんなの不安を払しょくするレースを見せてくれるはず。
まずは明日の試走に注目です。