【オートレースモバイル提供】SG日本選手権２日目『今日のピックアップ選手』

4Rにて8枠の大外からトップスタートを決めて勝利した吉林直都選手。

日本選手権の出場が決まってから体重を3kg落とし、スタートもクラッチ周りをいろいろ扱いながら改良するなど準備を進めてきた吉林選手。
そのかいもあってか、前検日からスタートに関しては"良い"とコメントが出ており、初日も8枠から2番手発進。今日はトップスタートを決めました。

「スタートはいいっすね。前に人がいると切れないけど、いないと思いきって切れる。開けていけるから8枠というのもいいのかも。真ん中でもいいと思うけど、内枠は慣れていないのもあって苦手ですね。練習が必要です」

そう話すように、中枠から外枠あたりなら思いきってスタート出て行き、自分のコースを回っていきやすいようです。明日は4枠となりましたが、4日目以降は前検日に行った枠番抽選を見ると内枠となりそうで、不安要素はそのあたりとなりそう。

明日は雨予報も出ていますが、「雨は2級車の方が乗れていましたね。でも苦手意識とかはないんです。インコースでもアウトコースでも滑らなければ利くところを走れるので大丈夫です」と力強いコメントも。

近況、飯塚はインコース有利の利き方になっており、明日もトップスタートを決めて良いコースを取りたいところ。
日本選手権初出場とは思えない堂々とした走りを見せており、明日も注目の一人となりそうです。

9Rにてトップスタートを決めるも佐藤励選手につかまり2着となった青木治親選手。

初日もトップスタートを決めるなど、スタートはキレッキレの状態。
「スタートはいいですね！クラッチのあっせんを換えて良くなった」と本人も、連日のトップスタートにはやや驚きの様子。

「プレートを換えたけど滑りはそんなに変わらない感じ。前半からきつくて押さえて走るしかなかった。エンジンからかも。キャブを調整して先はいいけど、もう少し力があればいいと思うので、キャブかヘッド周りで調整する」と、機力的にはもうひとつ、といったところ。

日本選手権は2年ぶりの出場となりますが、今年9月に優勝を決め良い流れで挑めている様子。さらに明日は雨の予報が出ているだけに、得意の雨で1本決めていただきましょう。

※（補足）写真にて、手に持っているものは、たまたま下に落ちていたものを拾い上げただけで特に意味はないそうです（笑）。

10Rにてトップスタートから2着に残した新井日和選手。

初日は8着に敗れ「朝練習は良かったけど、レースは止まらないし跳ねた。レース後キャブのセットを変えて行ったけど変化がない」と、ややお手上げ状態でしたが、先輩方のアドバイスで一変。

「リングを交換してヘッド周り、キャブ、電気などを調整し全体的に良くなりました。初日も朝練習は良かったのでレースの時間帯が曇ってくれたのも良かったのかも。タイヤの跳ねも許容範囲になりました」と笑顔も戻りました。

しかし明日は雨の予報。
「雨は最近乗っていないので、練習ができていません。アウトコースでもインコースでもいいんですが、みんな速いので厳しいですね・・・」とやや弱気のコメントが。

飯塚は近況、アウトコースが利かなくなっている傾向で一本道になる可能性もあるだけに、トップスタートを決めてしぶとく粘りたいところ。

初出場となった日本選手権で、このあとどんな戦いを見せてくれるか注目です。