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圭一郎最年少グランドスラム達成の涙を雨で流す/伊勢崎
優勝戦12Rは0メートルオープン、10周回で、雨の中を湿走路で行われた。
鈴木圭一郎(30=浜松)が8周回1コーナーで逃げる黒川京介をかわして先頭に立つと、そのまま押し切って優勝。16度目のSG制覇は、30歳8カ月15日での史上最年少、7人目のSG全冠制覇(グランドスラム)となった。黒川が2着、3着には金子大輔が入った。大会4連覇を目指した青山周平は5着に終わった。
優勝して戻ってくるなり、涙があふれた。
「ゴールした瞬間、ヘルメットの中に雨が...。雨です(笑い)」。
SG全冠制覇に王手をかけてから8年。ようやく取れた。残す1つだったオートレースGPを制し、鈴木圭のヘルメットの中に、粋で大きな雨粒が、たくさん入ってきたようだった。
「ここまでグランドスラムがかかって取れないということで、気持ちも楽でしたよ。緊張することなく、優勝戦の前の日もよく眠れた。試走はもう少し乾いたらすごくいいかな、って感じ。降ってきたので、レースしてみないと何も言えない状況でした。仕上がりは良かったですね。クランクだけ換えていきました。雨は最近(スタート)切れているので、自信を持っていくことができました」。
好スタートですぐに黒川の2番手につける。そこからはずっと黒川の外で、逆転の機会をうかがった。
「(黒川との並走は)落ち着いて走ることができた。養成所での2車並列を思い出しながら走りました。うまく走られていたので勝負どころを探していたけど、見つからなかった。だから、行ってみた」。
これが7周回4コーナーから8周回1コーナーにかけての動き。うまく黒川の内に潜り込んで、すぱっとかわしてそのまま先頭に出た。
「先頭に立ったら、がむしゃらに逃げるだけ。自分を信じて走った。最年少グランドスラム?本当に実感は湧いてないが、うれしいです。やっとできたって感じ?(期間的には)短いんだと思うんですけど、長かったです。夢の中にいるみたいです。雨の中、すごくたくさんのお客さんの前でウイニングランをさせていただいたので、今までで一番うれしかった。グランドスラムをしたからといって、終わりではないので、これからも次(27日からの普通開催)もその次(9月3日からのGIムーンライトCC)も伊勢崎で走るので、応援してください。1走1走頑張りますので、オートレースの応援をよろしくお願いします」
表彰式の最後には大きな圭一郎コールがこだました。偉業達成をかみしめるように、鈴木圭は笑顔で応えた。

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