日刊スポーツ創刊75周年記念 GII 第35回若獅子杯争奪戦 展望

山陽オートのGII、日刊スポーツ創刊75周年記念「若獅子杯争奪戦」が、10月10日から14日まで開催される。若手中心のメンバーながら、鈴木圭一郎らオート界のトップレーサーも参戦。前回大会覇者の黒川京介（26＝川口）が、当地の9月特別GI優勝戦で2着と相性の良さをアピールする。

山陽と好相性! 黒川京介の連覇に期待

相性抜群の山陽で活躍が続く黒川京介の大会連覇に期待がかかる。3月に行われた前回大会の優勝戦では、2着以下を大きく突き放しての圧勝。

9月に行われた当地特別GI「プレミアムカップ」では、4日間オール連対で優勝戦2着と、活躍がめざましい。今年は7月に地元川口のGIキューポラ杯を制しており、着実にキャリアアップを果たしている。近況の勢いそのままに連続優勝を狙う。

鈴木圭一郎が連覇阻止に大きく立ちはだかる

青山周平は残念ながら欠場となったが、2強の1人、鈴木圭一郎が黒川の前に立ちはだかる。鈴木は2月の前回大会で黒川の2着だったが、その後、3月特別GIプレミアムカップの初日以降、9月の特別GIプレミアムカップ優勝戦3着まで山陽の出走機会22度連続勝利を記録した。相性の良さは言うまでもないところ。今回も初日から勝ち星を積み上げるだろう。

若手注目株の佐藤励、地元の松尾彩に注目

22年10月の若獅子杯争奪戦勝者である佐藤励は、今大会が初タイトルだった。その後の活躍はめざましく、グレードレース戦線を盛り上げている。

松尾彩も近況のグレードレースでの勝利が目立つようになり、さらなる飛躍が期待される。