【報知提供】SG11度目ファイナルで女性レーサー初のタイトル狙う佐藤摩弥「スタートはもうトップで行くしか私にはない」

伊勢崎

チャレンジ・ザ・イレブン!

2011年にデビューして以来、実に通算10度のSG優勝戦出場を経験した佐藤摩弥が、11度目のファイナリストとなった。

準決勝戦9Rで逃げ切りゴールを果たし、さあ今度こそ初Vへ。

"11回目の正直"の権利を己の迫力と技巧でしかと手にした。

「え~っ!?もう10回も優出していたんですか?

じゃあ、ジュ~ブンのゼロじゃないですか」と最強クイーンは苦笑いした。

「今回の準決勝戦は、どのSGの優勝戦よりも緊張しちゃいました。

珍しく試走(トップの3秒30)が出ちゃって、ああ、これは人気になるだろうなあ~と手が震えてしまいました。

何とか勝って結果を出せて、本当に良かったです!」

あの局面で、多くのファンが望む通りに最高のスタートをかまして、そのまま誰にも首位ポジションを譲らない。

メンタル、スタート力、テクニック。すべてのツールを完全インストールする佐藤だからこそなし得た芸当である。

もう、いいだろう。

もう、そろそろ女子レーサー初のSGプレーヤーが誕生していい頃合いだろう。

「いやあ、それはどうかと。準決で使ったタイヤが良かったので、またそれは使えそうです。

あとはスタートです。もう、トップで行くしか私にはないので。

でも、今回はみんな速いですからね。特に警戒しているのはヒロカズ君(鈴木)とクロちゃん(黒川京介)ですかね。

でも、青山君もいるし、みんなすごいですけれど、もう行くしかないです!」

この開催中、すべてのレースを終えた後、青山周平は小さなヨーグルトカップを片手にささやかな晩ご飯代わりとして、

しみじみと味わいながら摂取していた。

「宿舎に戻ってから食べてしまうと体重もあるんですが、内蔵を働かせてしまうので疲れが取れにくくなっちゃうんです。だから、夜はこれしか食べないんですけれど、これはマヤちゃんの影響なんです。

彼女も夜は同じぐらいしか食べないので、見習おうかなと」

ここ数年、佐藤は徹底した体重管理を施し、肉体をミニマム化させ、実戦へ挑んでいる。

「やっぱり体が軽い方がいいですからね。特にタイヤです。体重でタイヤへの負担が変わってくるので、

何とか頑張って続けています。朝起きて、45キロを目安にしています!

でも、さっきレースが終わった後、実はパンを食べちゃいました(テヘペロ顔で)

青山君との差は、そこですね~。

青山君は優勝しないと満足できないと思いますが、私は優出で満足しちゃっています(苦笑い)」

さあ、今シリーズのてっぺんに立つ者は誰だ。

3連覇のNo.1か。

SGグランドスラム達成のNo.2か。

女子初のSG勝者誕生か。

トピックスがありすぎて、これはすごいファイナルになりそうです。

(淡路 哲雄)

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