朝陽カントリークラブpresents 小林啓二杯 GII 第4回山陽王座チャレンジカップ 展望

山陽オートのGII「小林啓二杯」が21～25日まで開催される。長らく地元の象徴として活躍した鉄人の名を冠したレースで、今節も松尾啓史を筆頭に山陽の実力者が勢ぞろいする。地元勢以外にも鈴木圭一郎を始め、当大会を制した経験もある実力者が登場する。

長田恭徳が勢い良く地元を引っ張る

地元5人のS級レーサーの中で、特に好調なのが長田恭徳だ。手にしたタイトルはGIが1つ（20年令和グランドチャンピオンカップ）。他のメンバーに比べれば、実績こそ少ないが、これから期待できる実力がある。近況も4月のGI令和グランドチャンピオンカップで優出（7着）。飯塚のSGオールスターでも白星を挙げた。5月に落車があったが、ペースは落とさず優出を続け、5節連続優出中。勢い良く地元を引っ張りそうだ。

遠征勢の中心は前回大会覇者の鈴木圭一郎

S7と地元でランクトップの松尾啓史も、5月は4度優出し2度優勝とさすがの動きだった。岩崎亮一は5月浜松GIで優出4着。岡部聡は6月伊勢崎のGII日刊スポーツ杯稲妻賞で優出8着、丹村飛竜も6月地元で優出3着と、それぞれ存在感を見せている。

一方、遠征勢の中心は鈴木圭一郎だろう。S2としての実力もさることながら、前回大会覇者でもある。今年は浜松SG全日本選抜、飯塚SGオールスター、浜松GIゴールデンレースを優勝と、勢いが止まらない。地元勢から主役の座を奪いにいく。他にも、中村雅人、早川清太郎、篠原睦など、各場を代表するような強力メンバーが集まり、激戦を繰り広げる。