サンケイスポーツ杯GI 開設68周年記念グランプリレース 展望

川口

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川口オートレースG1開設記念グランプリレースは12月4日、開幕する。年末の頂上決戦・SS王座決定戦TRに出場する8人を含むS級27人が参戦と、豪華な顔ぶれとなった。今年SG2回優勝の青山周平(34=伊勢崎)と地元勢では高橋義弘が中心だ。

実力、実績ともに申し分ない青山周平が優勝候補筆頭
青山周平は8月伊勢崎のSGオートレースGP完全Vを含む13連勝を達成した。飯塚のSG日本選手権を逃げ切り、さらに勢いを加速中だ。単勝率5割超の決定力を生かし、SG2回を含む今年最多の優勝8回。しかも、無事故でフライングは0。攻める時の状況判断に磨きをかけて、冷静沈着なレースぶりが目立つ。無事故で実績を積み重ねてきたのは高く評価できる。近況はさばきに進境を見せてスピードだけではなく強さを印象づけている。

グレード戦に強い永井大介、エンジン状態最高の佐々木啓
永井大介は年間を通して地元走路を掌握しており、グレード戦での強さが目立つ。5月浜松のG1ゴールデンレースを制し、04年から16年連続グレード戦Vを継続中。スタートでカマシを決めて早めに抜け出すのが勝ちパターンだ。佐々木啓は飯塚のSG日本選手権準V。終盤の追い足が目立ち、青山に迫る勢いがあった。手前型のエンジンでデビュー以来最高ともいえる状態をキープしている。

中村雅人、浦田信輔ら争覇圏内、森且行の新車「ハカ」にも注目
グランドスラマーの中村雅人と浦田信輔はエンジンが仕上がれば争覇圏内に入る。佐藤貴也は落車後の状態に不安が残るので動きに注目したい。スタート巧者の佐藤摩弥はスピード勝負で浮上してくる。09年の大会覇者・森且行は新車「ハカ」とのコンビで挑む。

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