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フタバ設計創立30周年記念 GII オーバルチャンピオンカップ 展望
飯塚オートのG2オーバルチャンピオンカップ(優勝賞金150万円)は23日から27日まで開催する。全国ランク1位の鈴木圭一郎をはじめ、昨年末のSGスーパースター王座決定戦出場組から7人参戦する。V争いは激しい火花を散らすのは必至だ。
鈴木圭一郎がV戦線リード
4期連続でS級1位キープの鈴木圭一郎がV戦線をリードする。昨年は優出25回で優勝8回。SGは1月全日本選抜(連覇)、10月全日本選抜は完全Vで3連覇を達成。G1は12月山陽スピード王決定戦を完全Vで連覇を飾った。G2は6月地元ウィナーズカップで初優勝、9月伊勢崎の稲妻賞で2回目の優勝を、ともに完全で決めた。SS王座決定戦(3着)は車を合わせ切れなかったが、正月レースの地元戦3日目は試走3秒22を計時。優勝戦は試走1番時計3秒25だったが5着に終わり、完全Vはならなかった。だが、魅せることでは誰にも負けない。2019年はどんな走りを見せてくれるだろうか、今回も楽しみだ。
成長一途の丹村飛竜
山陽ランク1位の丹村飛竜の期待も大きい。11月日本選手権でSG初優出(5着)を果たすと、山陽競走成績第1位で年末のSSに初出場し、王座決定戦(7着)まで進出するなど成長著しい。飯塚は相性がいいのもプラス材料だ。12月は3連勝の完全優勝を飾っている。大みそかはSS順位決定戦となってしまったが早川清太郎(1着)、荒尾聡(2着)、中村雅人(4着)、篠原睦(7着)の4人も注目を集める。早川はSSトライアル4回戦で1着も次点に泣いた。だが、順位決定戦では1枠からトップSを決めて逃げ切り快勝。第1戦後に新品クランク、第3戦後に新品ヘッドに換えたのが奏功して、車の動きを取り戻している。川口正月レースは優勝戦3着ながら気配は悪くない。
反転攻勢なら中村雅人
中村雅人が反撃に転じる。飯塚は全国で一番跳ねがなくて足周りの相性がいい。14年から13節(一般戦は1回だけ)走って、優出を外したのは1回だけ。SG優勝は14年日本選手権と16年全日本選抜。G1優勝は15年ダイヤモンドがある。今年はSG2大会、G1は2大会で優出した。さらにグレードアップした姿を見せてくれそうだ。
森且行は2回目Vへ視界良好
森且行もV戦線に躍り出る。SSシリーズ戦での落車(他落)が心配されたが、新春の地元戦は優出(2着)を果たした。12月初戦の地元戦で新車に乗り替え、機良化に成功したのが大きい。08年に続き大会2度目の優勝へ視界良好だ。 地元勢では荒尾と篠原が大会2度目の優勝を狙う。ともにタイヤの跳ねを改善すれば、怖い男に変わるのは必至だ。大会3度目の優勝を目指す浦田信輔の巻き返しも期待される。17年4月に開催された前大会で優勝した田中茂も台頭十分だ。
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