オートレース成田「外国人誘致へ　トライアルを実施」レポート

　昨年12月にオートレース成田（サテライト成田）において「公営競技場外施設への外国人誘致・トライアル」が実施されました。当日行われた内容についてオートレース成田（サテライト成田）より提出されたレポートをご紹介します。


【公営競技場外施設への外国人誘致へ　トライアルを実施】

　成田空港すぐ近くに位置し公営競技場外施設を営むサテライト成田では、外国人観光客誘致の検討を進めている。

　２０１８年１２月に成田国際空港株式会社、一般財団法人成田国際空港振興協会、芝山町の協力を得て、３日間のインバウンド誘致のトライアルを実施した。実際に６名の外国人の方々にサテライト成田で公営競技を楽しんでもらった。

　最初に、成田国際空港の成田エアポートトランジット＆ステイプログラム（Narita Airport Transit & Stay Program）の専用カウンターにて3日間だけの特別プログラムの案内を外国人の方々へ実施。興味を持って頂いた外国人の方々を送迎バスにご案内し約１０分でサテライト成田へ到着。送迎バス内ではタブレットにて公営競技の動画を観て貰った。

　同プログラムにはボランティアの通訳が帯同してくれる。グループルームで公営競技（競輪、オートレース、競馬）を観戦しながらボランティアの通訳を介して公営競技の基礎知識を説明した。その後、実際に車券を購入しレースを観戦した。

　途中、オートレースの実車にまたがり写真撮影をしたり、競輪のユニフォームにコスプレして競輪の自転車にまたがり写真撮影をしたり、と観戦するだけではなく色々な体験をすることもできる。また、昼食は、サテライト成田にある食堂で食べることも可能だ。帰りも成田国際空港まで送迎バスで送迎してくれるのはとても良い。

　今回参加したニューヨーク在住のＡさんは、"今日の夕方の便でアメリカに帰る。その前の空き時間にこんな面白い体験をすることが出来てとても良かった"と感想を話した。

　サテライト成田の茂木克己さんは、"成田国際空港は年間６００万人を超える外国人が利用している。今回のトライアルを通じて今後、外国人誘致の検討を更に推進していきたい。来年度には、公営競技の観戦だけではなく、更に色々な体験型コンテンツを増やし、年内にも小規模なツアーから実現していきたい。"と手応えを語った。