伊勢崎オートＧⅡ　稲妻賞　展望

最強レーサー鈴木圭一郎に対し、地元伊勢崎勢が待ったをかける。ナイター決戦の伊勢崎オート「G2稲妻賞」は9月5～9日に行われ、全国からトップレーサーが集結する。SGオートレースグランプリを制した青山周平がV有力候補。めきめきと力を付けてきた早川清太郎、絶対王者・高橋貢らも虎視眈々と優勝を狙っている。

最短距離は鈴木圭一郎
4期連続ランク1位の鈴木圭一郎が、調整力やレースぶりで群を抜いている。18年はSG全日本選抜を制し、グレード戦では常に必ず優勝争いに加わる。3連対率9割、2連対率8割の数字は脅威だ。ナイターは得意で「時間帯にしっかり合わせたい」と意気込む。今節もV最短距離にいる。

完全復活の青山周平
地元勢では元ランク1位の青山周平が輝きを取り戻した。オートレースグランプリで3回目のSG優勝。2枠から好スタートで先頭に立ち、鈴木圭一郎、早川清太郎を振り切った。6月29日の落車で右鎖骨骨折の重傷を負ったが、復帰2節目で見事に復活。号泣ゴールでファンを感動させた。エンジンは高レベルで安定しており、逆転候補の筆頭だ。

地元なら早川清太郎の出番
オートレースグランプリで2着に善戦した早川清太郎は、ずっと2番手にいた鈴木圭一郎を終盤とらえた。優勝には届かなかったがスキルアップを十分アピールした。現在、地元のG1は4大会連続優勝中だ。知り尽くしたコースで「しっかり仕上げて勝ちたい」と気合を入れる。

藤本梨恵が逃走で魅せる
実績断然の高橋貢は、地元ナイターには自信を持っている。女子は藤本梨恵が参戦し果敢に逃走。地元勢の1人として開催を盛り上げる。