若武者・鈴木圭一郎(21=浜松)が、ゴール寸前で青山周平を捕らえSG初優勝を飾った。最後の直線でマシンを内側に誘導し、差し切った。スタートで飛び出した青山に、必死に食らい付いた。1周目から2人の激しいバトルが続いた。「無理に入って滑らせると、後半もたなくなる。冷静になろうと思った。離れずについていけた」と振り返る。
5100メートルを疾走して、わずか30センチ差の劇的Vで、2つのSG優勝記録を達成した。21歳10カ月は伊藤力示の24歳1カ月を更新し最年少、デビュー3年3カ月は久門徹の4年を上回った。
SG最年少優勝を飾った鈴木圭一郎(中央)は表彰式で奥ノ木川口市長(右)、見栄晴(左)とポーズを決める(撮影・山崎哲司)