オートレーサーは、全国で約400人。成績順で、S級(第1位~第48位)、A級(第49位~第280位)、B級(第281位~最下位)の3つのランクのいずれかに属し、2022年の平均年収は約1,350万円。最年少は19歳、最高齢は76歳という幅広い年齢で構成され、女子レーサーも現在20人が活躍中です。
(データは2023年9月1日現在)
オートレースの選手は、成績に応じて最上位のS級からA級・B級と3つのランクのいずれかに属しています。新人は、デビュー後一定期間はB級で、その後の成績でランクが決定します。ランクは、全てのレースの結果を得点化したものを計算して決定し、6ヶ月ごとに見直されます。ランクによってあっせんの内容に差があり、S級の選手はグレードの高い(賞金の多い)レースに、より多く出場できます。
1974年2月19日、東京都出身。1997年に⽇本中の注⽬を浴びて、トップアイドルからオートレーサーへ転⾝。勝負の世界の扉を叩いた。
選手養成所の訓練中の事故で重傷を負い、同期生に数ヶ月遅れて卒業すると川口オートで約3万5千人の大観衆を前にデビュー戦を勝利する。2年目には新人王、7年目にGⅡ、13年目にGⅠを制覇し、同年には所属する川口オートでランキング1位に輝いた。
2020年11月にはオートレース界最高峰の戦いであるSG日本選手権で優勝し、アイドル時代のメンバーとの約束であった悲願の日本一のレーサーの称号を得る。
2021年1月にレース中の事故で大怪我を負ったが、幾度にもわたる手術と懸命なリハビリを経て、2023年4月にレースに復帰。改めて今後の活躍が期待されている。
2011年7月、44年ぶりの女子レーサーとしてモトクロス出身の佐藤摩弥選手(31期)がデビュー。彼女は、2013年3月に女子レーサーとして史上初の優勝を飾ると、2016年5月にGⅡレース(川口記念)、さらに2023年7月にGⅠレース(キューポラ杯)の優勝を飾るなど、“女子レーサー史上初”をいくつも塗り替える実力も人気も常にトップの女子レーサーです。
現在は、20名の女子レーサー達が日々活躍をしています。