年末の頂上決戦・SG第31回スーパースター王座決定戦TR戦では、今年活躍した16人が激突する。今回は従来の3回戦から4回戦制に変更となる。
SG3連続Vを狙う鈴木圭一郎に注目が集まるが、強豪ぞろいで激戦必至だ。各選手の現況などをピックアップする。
今年のSGは28期中村雅人と32期鈴木圭一郎が2回、31期青山周平が1回優勝と世代交代を印象づけている。当然、優勝戦線は旧船橋勢の3人を巡る争いだ。総合力と安定感が際立つさばき巧者の中村、破竹の勢いとスピード抜群の成長著しい鈴木、破壊力があるスタートと爆発力で青山が1歩リードしている。
新興勢力に待ったをかけるのはグランドスラマーの3人だ。9年連続SGVを狙う永井大介は、同じ元船橋の先輩として負けられない意地がある。浜松のG2完全Vで完全復活した絶対王者高橋貢が、巧技の神髄を見せつける。さばき鋭い浦田信輔は、落車負傷から立ち直って上昇機運に乗ってきた。
浜松勢の2人も争覇圏内に入る。好調期間が長続きする木村武之は、直近の動きが良ければ好勝負必至だ。決定力を生かせる展開になった時の金子大輔は侮れない。ほかでは、勝負強い荒尾聡が一発の魅力を秘めている。