庄内のやきにく王国presents GIIオーバルチャンピオンカップ 展望

福岡・飯塚オートのGII「オーバルチャンピオンカップ」が、7月28日～8月1日まで開催される。前回3月に続き、本年度も行われる。地元勢はエース荒尾聡を筆頭に、前回覇者で近況も好調な中村杏亮、有吉辰也、篠原睦と強豪がそろう。鈴木圭一郎、若井友和、西原智昭、長田恭徳と他支部のレーサーも強力だ。

荒尾聡が2度の優勝経験がある大会で、地元代表格としての威厳を示す。4月の当地SGオールスターでの優出（6着）に代表されるように、グレードレースでも優出を続ける実力は変わらず。近況も6月の伊勢崎GII稲妻賞を制し、また1つタイトルを増やした。懸念があるとすれば、地元での優勝が遠ざかっていることだろう。前回当地の優勝は22年10月までさかのぼる。地元を大切にするトップレーサーが15、19年に続き、3度目の大会制覇を狙う。

前回覇者の中村杏亮も、近況の走りは上々。19年大会の覇者・有吉辰也は飯塚GIIミッドナイトチャンピオンカップを優勝し、存在感を見せている。田中茂は17年の当タイトルを持つだけに、奮起に期待だ。

地元以外では、12人のS級レーサーが参戦する。その中でも、鈴木圭一郎が実績、実力ともに抜けた存在だ。本大会も20年に制している。4月にSGオールスターを優勝し、飯塚でも変わらない強さを見せている。6月山陽GII小林啓二杯から3節連続優出中と悪くないリズムを刻む。川口からは若井友和、伊勢崎は西原智昭、山陽から長田恭徳と各地のスター選手が登場し、優勝に向けてしのぎを削る。