・平成22年12月31日 15:57発走予定 ・距離 5,100m 10周戦 | ||||||||
○ | △ | × | ◎ | 晴 | ||||
8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 枠番 |
東小野正道 | 佐藤貴也 | 髙橋 貢 | 浦田信輔 | 永井大介 | 中村雅人 | 平田雅崇 | 田中 茂 | 選手名 |
飯塚 | 浜松 | 伊勢崎 | 飯塚 | 船橋 | 船橋 | 飯塚 | 飯塚 | LG |
25期 | 29期 | 22期 | 23期 | 25期 | 28期 | 29期 | 26期 | 期別 |
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ハンデ |
①3.36 ⑦3.38 ⑦3.39 | ②3.36 ⑥3.38 ④3.37 | ④3.37 ④3.37 ③3.35 | ⑥3.38 ③3.35 ②3.35 | ⑤3.38 ①3.33 ⑤3.38 | ④3.38 ⑤3.36 ①3.34 | ①3.37 ②3.35 ⑥3.38 | ③3.36 ②3.34 ①3.36 | 今回成績 |
3.27 3.29 3.29 | 3.28 3.28 3.29 | 3.26 3.26 3.29 | 3.31 3.29 3.30 | 3.26 3.26 3.28 | 3.32 3.30 3.29 | 3.30 3.29 3.32 | 3.29 3.25 3.29 | 試走タイム |
0.12 0.15 0.15 | 0.07 0.07 0.15 | 0.07 0.08 0.11 | 0.15 0.03 0.09 | 0.10 0.09 0.14 | 0.12 0.13 0.03 | 0.09 0.08 0.18 | 0.06 0.05 0.08 | スタート タイミング |
0/7 | 0/2 | 16/43 | 5/29 | 5/25 | 0/7 | 0/5 | 4/21 | SG歴 V/優出 |
※◎=本命、◯=対抗、×=次位、△=注意
※SG歴優出には今節分を含む
枠番抽選の場内どよめくまさかのイン取り。田中茂がスタート3番手以内に残し、超抜機を駆って勝ちきるとみる。対抗は浦田。トライアル道中は伸び今ひとつだったが、上積みあったという本人の感触を信じればスタート4番手以内で車券圏内だ。永井はタイヤに不安を抱え、トップスタート行けなければ追いは難しい。三日目でほぼ完調に仕上げて好枠に入った中村も逆転初タイトル十分。連覇を狙う絶対王者は、結局仕上がらずぶっつけ整備となるここは評価を下げざるを得ない。
2連単
1=5 1=3 1=4
3連単
1-5=2347 5-1=2347
車番 | 選手名 | コメント |
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1 | 田中 茂 | ケガ明け後時間があまりなかったが、地元飯塚→浜松と順調に車を仕上げ、今回前検日あたりで「戦える」感触を持った。決定戦へ向けての整備はリング交換とヘッド回りのセッティングを。朝練習では練習用タイヤにやや滑りがあったが、エンジン自体は乗りやすく、納得いく状態。スタート練習もタイミング04で良く切れた。これから更にクラッチの調整を。1枠を選んだことをよく聞かれるが、今回はスタート包まれずに行けると思っての選択。トップスタートは切れなくても、機力的には3・4番手までに出られれば十分追える仕上がりだと思う。1号車だと試走タイムはいつもより落ちる傾向はある。 |
2 | 平田雅崇 | 整備は三日目以降何もしていない。朝練習での感触は昨日同様、今節一番と言っていい。スタート練習もOK。自分のタイミングで3番手以内には出たい。タイヤは今日で3走目となる二日目のもので。今回は車がいいので展開がよく見えるし、乗り手が成長したかなと思う。試走タイムは出れば出るほど気が楽になるので、前の茂さんに乗ってなるべくいいタイムを出したい。2枠にはいいイメージがあるので、センターよりもこちらを取った。 |
3 | 中村雅人 | 昨日夕練習後にリングを交換。今朝の練習での感触は、上積みということになると「?」。三日目とほぼ同じレベルのような気がする。スタート練習は浮きもなく、まあまあ。あのぐらいが限界なんでしょう。イメージ的には外の永井さんとタイミングは同体で出て、うまく張りながら自分が先に1コーナーに入りたい。タイヤは3日目のものを掘って。今日で3走目だが心配ないと思う。エンジンの方はギリギリまで整備を続けたいが、今回最終レースで勝っていないので、時間的な合わせも考えながら。あとは運。好枠のプレッシャーもないです。 |
4 | 永井大介 | 朝練習ではドドドもなく、スタートも09だったが良く切れたと思う。今回はエンジンよりもタイヤが課題だったが、決定戦は結局ドドドのなかった2日目のものでいく。エンジンはレースまでにバネ点検だけ。今回はタツ(有吉選手)がいない分、スタートは「自分が切らんと!」の気持ち。もし遅れても、今回の機力なら3番手以内なら追えるかな。枠も今回の感触なら1枠より4枠の方がむしろいいと思う。落車のケガはもう大丈夫。レース中痛みなど全くありません。 |
5 | 浦田信輔 | 朝練習での感触は、エンジン的には整備の甲斐あってトライアル三日間よりはいいレベルにきている。自分のイメージとも近い。浜松G2の時の感触を忘れてしまったので、あの時との比較はできないが…。スタート練習でも納得の切れ方だったが、クラッチ板は新品のもので行った方が浮かないので、レースまでに替えていく。エンジンもこれからちょこちょこやります。タイヤは甲乙つけがたいものが2本あって、まだ迷っているが、走路状況などに合わせて決断する。スタート出られるにこした事はないが、追う展開になった場合、何番手以内なら…? うーん、ちょっと考えられないですね。 |
6 | 髙橋 貢 | 三日目終了後に下回りのオーバーホール。ロッド、メタルの交換と大きく整備したが、昨日の夕練習ではガッカリの状態。それからまた手を加え、今日の朝練習ではやや上積みはあったものの、まだトライアル三日間とそう変わらないレベル。これでは戦えないので、過去のデータも参考に思い切ってセッティングを扱っていく。ぶっつけになるが、上積みがあれば。スタートは今回切れているし、ヘンに練習して勘が狂うのもイヤなので今朝のスタート練習は出なかった。タイヤは新しく当てたものか、地元G1優勝のものか、まだ決めかねている。 |
7 | 佐藤貴也 | 昨日は練習で同期の平田選手にマクられて、これではマズイと思ったが、昨日からリング交換をして、昨日夕方と今朝の練習の感触ならもうマクられることはないと思う。上積みなければシリンダー、ピストンなど扱うことも考えていたが、その必要はなさそう。スタートの時計が見えていなかったが、今朝2回練習してほぼ修正できた。タイヤを含め、車的にはもう気になるところはない。今回またダイエットをしているが、毎日少しづつは食べている。今日もレースまでにはちゃんと食事はします。 |
8 | 東小野正道 | 昨日の夕練習では車の感触良かったが、朝練習では今ひとつ。エンジン自体、夕方の時間帯に合っているのかもしれない。エンジンはこれからレースまでにバネ調整をして、ダメもとでセッティングを扱っていく。データの裏づけはあるので大丈夫だと思う。とにかく納得いく仕上がりで10周回走りたい。スタート練習では少し浮かせてしまったが、タイミング的には悪くない。クラッチは他者からもらったものを今日始めてつけていく。タイヤは今朝当てたものが良くなかったので、当てて取ってあった新品で。ぶっつけになるが、評判のものなので。 |
車番 | 選手名 | 呼名 |
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1 | 田中 茂 | 今回は初めてSGタイトルを獲った時と気持ち的に似ているような気がする。前検日から勝とうという強い気持ちがあった。車は二日目が終わった後にセッティングを扱ったが、三日目のレースでは少し重さを感じたので、リング交換とヘッド回りの点検・修正を。今朝の練習では音が変わって先が弱めになったので、今日これからまたエンジンをかけながら、再度セッティングを扱う予定。今回はスタートも全てゼロ台で切れているが、時計はよく見えていると思うので、あとは気持ち的に思い切りいくだけ。タイヤも大丈夫だと思うが、今日の夕練習で最終確認を。1枠を取ったのは、川口はインがスタート出られるイメージがあるのと、永井選手に1枠を取られたくなかったのもありますね(笑)。 |
2 | 平田雅崇 | 去年のSSはいつの間にか終わってしまった記憶しかないが、今年は事前の準備も万端で川口入りして、一日一日しっかり走れている。車は今年で一番いい状態で、乗り手も成長していると思う。優勝できる状態だと思うので欲張っていきたい。三日目は勝ってポイント1位で枠番を選びたい気持ちはあったが、スタートも思いきり行けず、タイヤも良くなくて悔いが残った。エンジンは昨日から、兄貴分の荒尾選手に聞きながら電気位置とヘッド回りを扱い、今日の朝練習では今節一番の感触だった。明日もほぼこのままいく予定。タイヤは二日目のもので。理想の展開は、スタートで茂さんを叩いてそのまま逃げ、ですね。 |
3 | 中村雅人 | 車は初日・二日目と「今年は途中でお帰りか?」という出来だったが、三日目のレース前の整備でようやく思う方向にいった。更にレース後、伸びを出すためにヘッド回りの調整をして、今日の朝練習ではイメージ通り。今現在、落車後では一番いい状態で、ほぼ完調に近い。今日の夕練習後、リング交換をして仕上げたい。タイヤは三日目のものを掘って。8周でもしっかりグリップしたので、10周でも大丈夫だと思う。スタートはタイミングは切れているが出足が弱いのでクラッチ回りを扱っていく。全体に勝負圏内にあるとは思うが、SGを獲ったことがないので、獲り方がわからない(笑)。まずはスタート3番手以内のイメージで。 |
4 | 永井大介 | 王座決定戦に臨む気持ちは、いつものSG優勝戦とそう変わらない。今回エンジン的には前々検での整備で全体に上積みあったのが大きく、途中でケース交換もしたがあまり変化はなかった。三日目は不甲斐ないレースだったが、スタートは悪くなかったものの、(東小野)正道に先に行かれて引いてからはタイヤのせいか進みが悪く…。タイヤに関しては、ドドドが出ないものがあれしかなかったが、決定戦に向けては若井選手に借りたタイヤを夕練習で当ててみる。良ければそれで。ダメなら選手権優勝のタイヤも考えているが、ちょっと低いかな。エンジンは悪くないところには来ていると思うが、中では二日目の状態が一番。リングを替えて、電気位置も二日目に戻す。スタートは4枠からでも大丈夫だと思う。うまくカマして「永井は4枠でもアブナイ」(笑)ところを見せたい。 |
5 | 浦田信輔 | 前回浜松での落車から、車を一旦地元に戻してフレーム、エンジン一式と組み替えてきたが、トライアル三日間は本来の動きには届かなかった。三日目に多少良くはなったが、中村選手を追っている時にも、手前では追いつくが直線で離される感じで、あそこが一杯。決定戦に向けては乗ったら扱う予定だったケース、リング、メタルの交換を行い、今朝の練習では落車前の感じに戻ったと思う。あとは点検程度で、明日のレース前にバネ調整をして終わり、ですね。今回スタートは悪くはないものの浮きがちで、これはクラッチ板を新品に替えれば解消できるはず。タイヤは当て済みの2本のうちどちらかで。雨だとタイヤがないが(苦笑)。枠はオープン戦では3・4・5のいずれかが理想なので5枠なら上々。スタート何番手で出たいというイメージはないが、なるべく前で出たいですね。 |
6 | 髙橋 貢 | まずは決定戦に乗ることが目標だったので一安心の気持ち。今回は初日からいい試走タイムが出たので、三日間エンジン本体は崩さずセッティングで追ってきた。三日目、重さは解消されたものの中間からの伸びに弱さがあり、決定戦に向けては下回りのオーバーホールを。今節ではロッド・メタルを交換した。今日の朝練習では替えた部品にまだセッティングを合わせていない状態だったが、突っ込みを中心に力強さは感じた。引き続き、過去のデータも参考にしながら整備を。スタートはタイミングがいいので、車に上積みがあって持って行きが良くなれば期待できる。でも、スタートで無理せずに捌いていく方がレースがし易いイメージもある。タイヤは2・3日目のものは良かったが消耗が早いので、新しく当てるか、地元G1を優勝した時のものか。 |
7 | 佐藤貴也 | エンジンは連日いいところで安定している。三日目もスタートは後手を踏んだが、一周目で内を使って追い上げられたのがよかった。今日はこれから微調整をして夕練習を乗り、明日に向けてはまずリング交換を。今日の朝練習で平田選手に一瞬でマクられて恥ずかしかったので、更にシリンダー、ピストンなど扱うことも考えている。スタートは三日目、外枠になったとたんに時計が全く見えなくなった。何度も練習する。決定戦を前にしても気持ちは安定している。初日にいい着を取ってリラックスできた。同期の平田選手には負けたくないですね。 |
8 | 東小野正道 | 三日間のレースを振り返ると「ラッキー→実力→実力」ですかね(笑)。エンジンはスーパースター組の中では見劣りするレベルで、タイヤを含め全体に足りない。エンジンはバラして組み直し、タイヤは新しく作っていく。やるべきことはやって、納得した上で決定戦を走りたい。セッティングは思うところがあるので決め打ちで。明日までバタバタせず、落ち着いて過ごしたい。最近腰回りを変更したのも今回の結果を見ればプラスだった。スタートは、三日目は思いきり切るつもりでいったが、うまくいった。8枠は遠いし、スタートにはそれほどこだわらずにいく。それよりも10周回きちんと走れるエンジンを作っていきたい。 |
「取材・文/沢朋之」