Auto Race Player Award 2021

平素は格別のご厚情を賜り厚く御礼申し上げます。

また、全国のお客様には、経済活動や日常生活が制限される中でも、年間を通じて選手を支えるご声援をいただき深く感謝いたします。

2021年オートレース優秀選手表彰式典の開催は、新型コロナウイルス感染症（オミクロン株）の新たな感染の波に見舞われる状況に鑑み、中止させていただきました。

さて、2021年オートレース選手表彰式において受賞された選手は、新型コロナウイルスによる影響を受ける状況下においても、感染症対策に日々取り組みながら、自己研鑽を怠らずにレースを戦い抜き、優秀な成績を収めました。

最優秀選手賞の栄に輝いた青山周平選手は、3年連続の受賞となり、9月のSG第35回全日本選抜オートレースを勝利し、SGグランドスラムを達成（特別賞を受賞）。また、年末のSG第36回スーパースター王座決定戦で大会３連覇達成（SG優勝回数10回達成の特別賞）と同時に3年連続賞金王に輝いたのをはじめ、GⅠ3回、GⅡ1回のグレードレースを制するなど4期連続全国ランク1位となり、年間を通し圧倒的強さで充実した成績を残す活躍でした。

優秀選手賞の鈴木圭一郎選手は、SG第40回オールスター・オートレースとSG第53回日本選手権オートレースの激戦を制しての優勝（SG優勝回数10回達成の特別賞）、年間最多勝利回数が史上最多の94回を記録（平尾昌晃賞を受賞）、GⅠ・GⅡレースを各1勝、単勝率・複勝率が各1位など、ファンの期待に応える素晴らしい成績を収めました。

同じく優秀選手賞を受賞した荒尾聡選手は、2月のSG第34回全日本選抜オートレースを優勝、単勝率・連勝率・複勝率・年間獲得賞金が各3位と安定した成績を収め、篠原睦選手は、SG第25回オートレースグランプリで悲願のSG初制覇を果たし、その雄姿は多くのファンを魅了しました。

平尾昌晃賞には、髙橋貢選手が通算1着回数1500回を史上最速（29年7ヵ月24日・史上4人目）で達成、鈴木清市選手が最年長優勝を68歳9ヵ月4日で記録更新する快挙を成し遂げ、感動ある多くのレースを魅せてくれました。

現在、新型コロナの感染状況の先行きは依然として不透明感がありますが、大きな期待を背負って数々のレースの舞台で活躍されている選手の皆様はプロアスリートとしてその存在をアピールし、素晴らしいレースでお客様に多くの感動と勇気を届けていただいていることに改めて敬意を表するとともに、最後のゴールラインまで諦めず1着を目指すその強い走りは多くの選手にも刺激を与え、憧れを受けるとともに、目標とされています。

受賞された選手の皆様には、昨年を上回る飛躍の年となって多くの感動の瞬間を届けてもらうことを期待しております。