エンジン始動が無難にこなせるようになれば、次はいよいよ走行訓練です。競走車のスムーズな発進・シフトチェンジ・停止の動作を会得するため、外線に沿って低速でグリップを一定に保ったままの走行を何度となく繰り返し行います。 |
その後は、走路内黒潮ラインの外側に置かれたパイロンを目安に、正しい乗車スタイル、安定したグリップ操作による走行を会得してゆきます。 |
パイロンは徐々に黒潮の中に移り、その数を減らしてゆき、また、スピードアップに伴うアクセルグリップの開閉をコーナー合わせ行ってゆきます。そして、2級車がそのスピードをフルに発揮できるコースを走行してゆくこととなります。 |
このコースこそが後の全ての訓練の基となり、デビューし実際のレースに出場して1級車と闘うためにも絶対に覚え込まなければならないものなのです。やがて、目安となるパイロンが消えていっても同じコース取りの走行が行えるよう周回訓練をみっちりとおこなってゆくのです。 |
基本走行の周回は1回あたり10周おこないます。4班に分かれ、午前中は4回、午後は5回行い。その他にタイヤの当たり付け(新品や何度か走行したタイヤで、サンダー等で走行面を整えたものを、黒潮ラインの外側の部分を走行してグリップ力を高めること)の走行を行います。 |