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オールスターオートレース 注目選手

浦田信輔(42=飯塚)

地元のエースが大会連覇を狙う。
前大会(浜松)は2周3角で永井大介が外の青山周平をけん制している一瞬の隙を突いて、3番手から鋭くインに切り込んで2車抜きを敢行。
素早い仕掛けとイン強攻が鮮やかに決まった。攻めに徹したときの強さは別格だ。今年2月の全日本選抜では、準決は雨に泣いた。
最大の敵は雨。車は2節前の伊勢崎G2レジェンドカップ(優勝戦3着)でヘッド交換して底上げができている。SG通算9度目Vへ、気合はパンパンに入っている。

荒尾聡(34=飯塚)

最大の武器はスタート力と速攻力だ。
一発勝負に強い。SG優勝は07年オールスター(川口)の1回だけだが、SG出場回数67回で優出37回。SG優出率は55・2%と高い。
今年優出は2月SG全日本選抜(優勝戦4着)をはじめ7回。前回の地元戦で安定していた車が変調したのは気になるが、整備巧者は次々とパーツ交換を行っている。
機力回復の可能性は高い。前節の山陽G1平成チャンピオンカップは優勝戦3着。

高橋貢(44=伊勢崎)

絶対王者はSG最多20回優勝のキャリアを誇る。
今大会は12年(SG2V)のスーパースター以来のSG優勝を狙う。
昨年もG11回、G22回優勝と、年間を通し安定した成績を残した。今年も1月船橋G2さざんかカップで優勝。現在の全国ランクは2位まで戻っている。
前節の山陽G1平成チャンピオンカップ(準決6着)は「セットはやり尽くして車はたいしたことないので、新品クランク、ピストンを換える」と車の立て直しを図った。 巻き返しが注目される。

青山周平(31=伊勢崎)

昨年大みそかのスーパースター王座決定戦で悲願のSG初制覇を達成。
初の賞金王に輝いた。日刊スポーツオート三賞の初の殊勲賞も獲得。
今年の主な戦歴は1月飯塚G1開設59周年記念レースで優勝。2月飯塚のSG全日本選抜と3月船橋の特別G1プレミアムカップは、ともに優勝戦2着。
前節の山陽G1平成チャンピオンカップで優勝した。山陽では下周りをやってロッド交換。2日目後にはピストンを交換して車の立て直しに成功した。
オールスターでは優出を外したことがなく、5年連続優出、初優勝を狙う。

永井大介(39=川口)

新王者・永井が船橋魂を胸に秘め、一走入魂の走りで魅了する。
昨年は11月の日本選手権で優勝を果たし、08年から8年連続でSG制覇に成功した。
今年は3月船橋ラスト開催の特別G1プレミアムカップで初優勝。「去年は優勝2回だったけど、今年は2桁の優勝を狙いたい」と目標はしっかりと持っている。
2月SG全日本選抜(飯塚)は左足親指の骨折で欠場したが、車は「1月さざんかカップで新品クランクに換えてから、感じはどこにいってもいい」と高いレベルにある。

中村雅人(35=川口)

15年は15連勝&84勝の年間最多勝利の記録を樹立。
SG5大会は、ただ1人すべて優出を決めるなど初のMVPに輝いた。
今年も好調で、2月は全日本選抜、浜松G2ウィナーズカップで優勝した。飯塚との相性は抜群で14年11月の日本選手権の優勝から、目下5連続優出中。
今回は13年日本選手権から続いている、出場SG13連続優出(14年のグランプリは腰痛のため欠場)にチャレンジする。

森且行(42=川口)

ファン投票は昨年は5位、今年は6位。
人気は相変わらず高い。G1優勝は地元で2回あるが、そろそろSG初制覇をファンに届けたい。
幸いにも飯塚のイメージは悪くない。今年1月の開設記念(優勝戦6着)は5戦3勝と好走した。続く2月のSG全日本選抜もいい走りを見せた。
初日から1、3、2着。準決は雨が降り6着だったが、飯塚良走路での車の動きはいい。タイムも出ている。期待は大きい。

佐藤摩弥(23=川口)

4年連続の出場だ。近況の調子が上向いているのは好材料だ。
3月の川口G164周年記念GPレースは2年連続ファイナル(8着)に進出した。
その直後の川口一般戦の最終日では自己最高時計3秒402で勝利。だが、「まだ40を切れない。車もすごくいい感じではない」とコメントし、自身は満足をしていない。
さらなるパワーアップを目指して、SG初優出にチャレンジする。

益春菜(29=川口)

昨年は1級車に乗り替わり、素質を一気に開花させた。
1月地元で初優勝すると、大みそかのスーパースターシリーズ(G2格)で4度目の優勝を飾った。
JKA15年オートレース選手表彰では特別賞を、日刊スポーツオート三賞の敢闘賞も受賞した。今大会はファン投票4位で初出場する。スタートの名手の赤い気炎に注目だ。

浜野淳(40=山陽)

昨年、勝負強い男が完全復活した。
昨年は9月グランプリで通算4度目のSG優勝。川口G1キューポラ杯、山陽G2ライジングCで優勝した。
だが、今年の調子が低調なのが心配だ。「今年に入って新型クラッチに換えて、スタートが切れなくなった」というのが原因。
だが、地元G1平成チャンピオンカップの2日目後に旧型クラッチに戻し、スタート復活の兆しが見えた。車も新品クランクを投入した。巻き返しが始まる。

岩崎亮一(40=山陽)

不屈の男が反撃に転じる。
今年優出は3月川口のG1開設記念GP(優勝戦6着)の1回だけだが、機力が同じならさばき負けすることは絶対にない。
4月地元のG1平成チャンピオンカップの整備日(前々検日)に新品クランクを投入。3日目後にはピストンとシリンダを交換。車の立て直しに集中している。
飯塚は一昨年にG2初優勝。同年はG1も優勝2回とブレークを起こした。験がいいバンクで、SG初制覇への夢は膨らんでいる。

木村武之(38=浜松)

クールな男だが、胸に秘めた闘志は熱い。レースはいつも気迫が満ちあふれている。
レースセンスは抜群、勝負度胸も満点で、SG優勝3回(日本選手権2回とグランプリ)、G1優勝12回のキャリアを誇る。
だが、不思議なことにSG5大会の中でオールスターだけ優出がない。今大会でオールスターは17年連続の出場となる。
今年の調子は決して悪くはない。1月の飯塚G1開設59周年記念レース(優勝戦2着)、3月船橋特別G1プレミアムカップ(同5着)で優出。反撃が期待される。

金子大輔(36=浜松)

強さの秘密は、どんな苦しい状況でもへこたれない根性があることだ。
レースセンスも抜群で、S1には2度輝いている。
今年は2月飯塚のSG全日本選抜(優勝戦5着)のあと、車の動きが低調で調子が崩れた。パーツ交換が続いたが当たらない。
だが、前節の山陽G1平成チャンピオンカップでは初日後に新品シリンダー、ビストンを交換し、機復調の兆しがあった。
同大会の準決でFの足かせがついたが、これは的確なさばきと素早い仕掛けでカバーする。

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