【報知提供】マシンの操縦性に不安がない中村雅人、5日目は12R準決勝戦で鈴木圭一郎と新旧レコードメーカー対決

飯塚

知将は、じんわりと察知している。
今回は久しぶりに大仕事を果たせそうな雰囲気があることを。
予選4ラウンドを1、4、2、1着でまとめ上げて、準決勝戦を迎えることになった。

「はい、4日目は悪くなかったですよ。
スピードがうんぬんというよりも、乗りやすさがありましたからね。
だから後ろからさばいて行けたんでしょうね」

業界最高峰レベルのさばきが最大の武器であるテクニシャンにとって、マシンの操縦性に優れる仕上がりは、願ってもない状態である。

「あとは、時間帯なんですよ、問題は。
夕方ぐらいだといい感じに動いてくれるんですが、暗くなった時にどうなるかでしょうね。
今はちゃんと合わせるとすごく動きますが、ちょっとずれるとだめになっちゃう。2日目がそうでした。
自分がエンジンのポテンシャルを引き出せるかがポイントなんじゃないでしょうか」

2016年に全日本選抜とオートレースグランプリを制して以来、
実はSGタイトルからは縁遠くなっている。

「最近はさ、もう若手たちがすごいからね。みんな速いもん。
時計も上がって来ているし、レベルが上がったよね。
それはすごくいいことだと思いますが、自分はスピードないからねえ(お得意のぼやき系自虐トーンで)。
あとさあ、スタートだよね。本当にオッセ~(苦笑い)。
たまにすごく行ける時がある?
そうなんですけれど、毎回、毎回できる人間じゃないんですよ、自分は。雨もそう。たまに乗れるけれど、いつも、いつもとはいかない。
まあ、そういうタイプなんでね。自分は(延々と苦笑いしながら)」

しかし、その「たまに」発動するスタートが決まれば、序盤からそれなりのポジションに陣取ることがかなえば、操縦性に不安ない今の車なら、Vは見えてくるはずだ。
2015年に自身が作り上げた15連勝の最多記録は、同門の鈴木圭一郎に更新された。

「彼はすごいよ。記録は破られてもそれは気にならないなあ。
圭一郎ならもっと伸ばせるんじゃないのかな」

5日目12Rセミファイナルでは新旧のレコードメーカーが直接対決する。鈴木の快記録にストップを掛けるのは、兄貴分の中村かもしれない。

「連勝を止める?う~ん、どうでしょうねえ...」と静かにほほ笑んでみせた。

それはさっきまでの苦笑いとは違った。
不敵で不気味な勝負師の渋いほほ笑みだった。

(淡路 哲雄)

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