【報知提供】3連覇を狙う青山周平に待ったをかけるのはこの男(鈴木圭一郎)

川口

大会2連覇、今シリーズ3連勝。
圧倒的な強さと速さを誇る青山周平を打倒なるか。
2020年日本選手権の大きなテーマである。
3日間の予選を生き残った31人の中に、ストップ・ザ・ブルーモンスターはいるのか。
3連覇を狙う男の前に立ちはだかるレーサーをピックアップする。

まずは、鈴木圭一郎。
ここまで3戦を終えて、1、1、3着とさすがの数字を残してベスト32入りを確定させた。
彼の命題は「納得のエンジン音を奏でること」だ。
鈴木は言う。「優勝できる時は、エンジン音が教えてくれるんですよね。いい音が出た時は"優勝できるよ!"とマシンが言ってくれるんです。
今回はそうですね。今のところ出ているような、出ていないような...。でも、あともう少しのところまでは来ているとは思うんです」。
その証拠に初日10Rに叩き出した試走3秒25、勝ち時計3秒348はどちらも大会トップのラップである。
「エンジンとしては3日目(3着)も悪くないんです。スタートは行けませんでしたが、後ろから丹村(飛竜)さんをすんなりさばいて、(高橋)貢さんにも追いつけましたからね。
初日との違いはタイヤなんです。初日に履いたタイヤはすごくいい。そのタイヤを付けたら、時計はもっと出せますよ。
初日の試走も走っている時はそこまで手応えはなかったのに、時計は出た。レースもそうでした。体感の割にタイムは出た。
つまり、エンジンの性能以上にタイヤが前へ前へと持っていってくれたんでしょうね。
3日目までに仕上げたエンジン状態で、もう一度あのタイヤを使ってみる。それでどこまで準決勝戦で動いてくれるか。
ここまですべてが準備万端というわけではないんですが、まあ楽しみですよね」
青山を含め、例えどのライバルたちがどこまで仕上げてきても、鈴木がレースを先導して個人タイムトライアルの展開に突入したら、数字的な比較では誰も追いつけない。
あとはスタートだ。「3日目はタイミング(13)から遅かったですもんね。2日目はスタートから持って行きがありましたし、切れは悪くないと思います。準決勝は枠(2枠)もいい」
鈴木と青山。両者とも順当にセミファイナルを勝ち上がれば、直接対決は最終日のV戦となる。
最後に鈴木に聞いた。「もっと時計は出せるか」と。
彼は表情を変えずに自信に満ちたトーンで「うん、出ますよ。3秒34を切れる?はい、切れるんじゃないですか」
この男にしか踏み入ることの出来ないウルトラ高速の世界へ爆走すれば、敵は誰であろうとコース上でソーシャルディスタンスの刑を受けることになる。

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