特別GIプレミアムカップ 展望

飯塚

飯塚オートの「特別G1共同通信社杯プレミアムカップ」(優勝賞金600万円)は9月13日から17日まで開催する。S級1位の鈴木圭一郎をはじめ、全国ランク上位96人が出場する。トップレーサーによるV争いは激しい火花を散らすのは必至だ。

今年のSG3大会で優勝した鈴木圭一郎(飯塚・1月全日本選抜)、佐藤貴也(飯塚・4月オールスター)、青山周平(伊勢崎・8月オートレースグランプリ)の3人がV戦線をリードする。今年優勝5回の鈴木圭は新ランク(10月から適用)では4期続けて全国1位に輝くなどオート界をけん引。目下、10連続優出中(8月30日現在)だ。新ランクで全国2位に躍進した佐藤はオートレースグランプリも優出(4着)を果たすなど勢いに乗っている。SG4連続優出中の青山は、飯塚G1ダイヤモンドは3連覇は成らなかったが、飯塚との相性は抜群だけに、やはり怖い存在となる。
プレミアムカップといえば永井大介だ。今年3月山陽で自身の持つ大会最多優勝を更新する、8回目の優勝を飾った。そのうち飯塚では2回優勝(12、17年)している。
青山同様に今年のSG3大会すべてで優出している高橋貢は新ランクも今期と同じ6位。絶対王者の力は健在だ。
オートグランプリでは優勝した青山にあと1歩まで迫った早川清太郎(2着)は、7月ムーンライトチャンピオンCでは、地元伊勢崎G1を4連続優勝の離れ業を見せた。今大会もひと暴れの予感を感じさせる。
飯塚で開催したSG2大会で優出した中村雅人と新井恵匠からも目が離せない。飯塚と相性がいい中村は8月G1ダイヤモンドでも優出(3着)を決めた。
G1ダイヤモンドで優出した丹村飛竜(2着)、久門徹(5着)、浦田信輔(6着)、吉原恭佑(7着)、池田政和(8着)も注目を集める。浦田と久門は地元の意地を再び見せつけたい。同大会では荒尾聡は準決3着。篠原睦は準決2着もフライングで失権。ともに反撃に出る可能性は高い。
さばき巧者として有名な金子大輔、木村武之、松尾啓史の気配も要注意だ。

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