第30期選手候補生訓練たより

〜AR500を学ぶ〜

 本格的な走行訓練開始から1ヶ月が過ぎたころ養成所も梅雨の季節を迎えました。まだまだ初心者の候補生は、スリップの多い湿走路での走行訓練を行うことができません。しかし、雨の日が続くなか走行訓練は出来なくても候補生にはやるべき課題が山ほどあります。
 その一つが競走車メンテナンスです。
 競走車は大きく分けると、エンジン、キャブレター、ミッション、クラッチ、三角フレーム、後フレーム、ハンドル、フロントフォーク、ホイール、タイヤとなり、それぞれが細かな部品を要しています。候補生は、その数々ある部品の名前、用途、締め付け量などすべてを把握しなければなりません。
 メンテナンスを数多くおこなうのはもちろんエンジンです。セア500ccのエンジンは200以上の部品からできています。その部品をすべて分解し、また、組み立てるの作業を何度も繰り返し行い覚え込んでゆきます。そうすることにより、限られた時間内での整備・調整が出来るようになってゆくのです。

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